リフォームというと劇的ビフォーアフターのような、ほんと劇的に変化するのも良いかもしれませんが、少しずつ、主人のできる範囲でリフォームしていくのもひとつの方法かもしれません。外科的リフォームではなく、東洋医学的、漢方療法的なリフォーム。ほぼもとの形は残しつつあるものの、どこかが違う、違うというよりも、どこかが新しい和室。気が付く人には気が付くが、全く気が付かない人には、どこかが変わったことすら気が付かないという、ささやかなリフォーム。静かなリフォームはどうでしょうか?たとえば襖をだけを張り替えたりしてみて、襖の絵を変えたことがわかる人は誰かを見るとかね。
あとは掛け軸をこっそり変えてみるのもいいでしょうし、床の間においてあるつぼを変えるのもいいでしょう。また、照明の明るさを少し暗くしてみるのも趣が出てよいかもしれません。また、畳を新しくするっていうのは、気分も新しく、新鮮な気持ちになるので、いいかもしれません。新しい畳でまだイグサの香りが残っているのは本当に気持ちがいいものです。ほかにも障子を張り替えるというのもありますよね。けっこう正月にやる過程もあると思いますが、ぜんぜん正月ではない、秋口に障子代えたりするのも一興だと思います。とにかく、大掛かりなリフォームでなくとも、和室の主人が楽しみながら、ちょっとずつちょっとずつ時代と離れすぎないように、リフォームするのもいいのでは?
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